ワシカモメ(鷲鴎、学名:Larus glaucescens)は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種である。

アメリカオオセグロカモメの近縁種であり、特にピュージェット湾では、頻繁に雑種が生まれる。

分布

シベリア東部、カムチャツカ半島、アラスカ北西の沿岸で繁殖し、非繁殖期は、繁殖地付近に留まる個体と南下する個体に分かれる。アラスカで繁殖した個体は、主にカリフォルニアの沿岸に渡り越冬する。

日本では、冬鳥として本州中部以北から北海道にかけて渡来する。関東地方以西ではまれである。北海道では越夏する個体もいる。

形態

全長61-69 cm、翼開長約140cm。背や翼の上面は、青灰色。初列風切は灰色。頭部から胸にかけては白色である