京都府選挙区(きょうとふせんきょく)は日本の参議院議員通常選挙における選挙区である。定数4(改選数2)。参議院二人区の中で面積が最小の選挙区である。

概要

改選議席数2であることと日本社会党や日本共産党など革新勢力が比較的強いことから、大体において自民党と革新系ないし民主党系とで議席を分け合うことが多い。蜷川虎三が府知事として社共両党の支持を基本とした革新府政が長く続く間に、地域での組織的活動で先んじ府執行部への影響力を強めた共産党が勢力を伸ばし、1968年の参院選では共産党の元衆議院議員だった河田賢治が社会党の現職議員を押しのける形で議席を獲得。1971年の参院選では社会党が議席を維持したが、その後は社会党の党勢退潮が目立ち1974年参院選から1986年参院選に至るまで通常選挙では自民党と共産党で議席を占め『自共指定席』とまで呼ばれた。

1989年参院選ではリクルート事件や消費税導入により自民党に逆風が吹き