サウス・タラワSouth Tarawa)は、キリバス共和国の首都。タラワ環礁南部に位置する。キリバス語および英語では、テイナイナノ都市評議会Teinainano Urban Council、TUC)と呼ばれる。テイナイナノとは、キリバス語で「マストの下」を意味するが、これはタラワ環礁の形状を帆にたとえると、サウス・タラワがその下部に当たることに由来する。

サウス・タラワはタラワ環礁の島々のうち、西のバイリキ島から東のボンリキ島までを市域とする。これらはいくつかの小島に分かれているが、すべて土手道によってつながれている。また、比較的新しい土手道(ジャパニーズ・コーズウェイ)が、サウス・タラワとその西にあるベティオ地区を結んでいる。

サウス・タラワには、キリバス教育大学および南太平洋大学のサウス・タラワ・キャンパスがある。また、ローマ・カトリックの教区ならびに会衆派教会のキリバス・プロテスタント教会もこの地に置かれている。サウス・タラワの中でも、とくに西端のバイリキ島がキリバスの首都とされることがある